2025年3月24日から、千葉県でも「マイナンバーカードと運転免許証の一体化」によって、運転免許情報をマイナンバーカードに記録した「マイナ免許証」の運用が開始されました。
この記事では、千葉県内でマイナ免許証を取得・利用する方法やメリット・デメリット、手続き場所や予約方法など具体的にわかりやすく解説します。
千葉県の方が安心して選べるよう、運用開始日・場所・手数料などを丁寧にまとめています。
目次
マイナ免許証とは？
運用開始日と制度概要
- 2025年（令和7年）3月24日から、マイナンバーカードに運転免許証の情報（免許番号・種類・顔写真など）を記録する「マイナ免許証」の制度がスタートしました。
選べる保有形態
以下の三つの形式から選択可能です。
- マイナ免許証のみ
- 従来の運転免許証とマイナ免許証の併用（2枚持ち）
- 従来の運転免許証のみ
千葉県で取得できる場所と予約手順まとめ
手続き可能な窓口と受付時間
- 千葉運転免許センターをはじめ、千葉県警管内の免許センターや警察署で手続きが可能です 。
- 千葉運転免許センター：平日午前8時30分～10時／午後1時～3時、日曜日午前8時30分～11時／午後1時～3時（なお土曜・祝日は休み）。
必要な予約と準備
- 2023年12月10日以降、免許更新やマイナ免許証の申請はオンライン予約が必須です。予約なしでは手続きが中断される可能性があります。
- 予約サイトでQRコードを取得し、窓口で提示できるようにしておくことが大切です。
当日の流れ
- キオスク端末で予約番号や更新・講習区分の確認
- 現行免許証やマイナンバーカードの読み取り、パスワード入力
- 書類（申請書・質問票・マイナ引換書など）の発行
- 更新手数料支払い、視力検査、講習、写真撮影（必要あれば持参写真も可）
- 新しい運転免許証の交付・ICチップにマイナ免許証情報の書き込み（マイナ免許証室で対応。
この一連の流れは、入館から約1時間半ほどで完了したケースも報告されています。
メリット・デメリット比較
メリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 手続きの簡素化 | 住所・氏名変更を市区町村で行えば、警察への届け出不要（マイナ免許証のみ所有時） |
| 更新講習がオンライン対応 | 優良／一般運転者講習を自宅で受講可能（スマホなどで） |
| 更新手数料が割安 | 従来2,850円 → マイナ免許証は2,100円（併用方式は2,950円） |
| 居住外更新がスムーズ | 経由地更新が迅速に、申請期間も延長されます |
デメリット・注意点
千葉県での手続き手順
ステップ1：事前準備
- マイナンバーカード（署名用電子証明書付）の利用暗証番号（6～16桁英数字）を準備
- オンライン予約サイトで運転免許センターの予約（QRコード取得）
ステップ2：当日受付〜書類受け取り
- キオスクで予約確認・書類発行 ⇒ 更新申請書・質問票・引換書などを受け取る
- 必要書類を窓口に提出／支払い・視力検査・講習を受講
ステップ3：マイナ免許証の記録・発行
- マイナ免許証室にて、ICに免許情報登録
- ワンストップサービスと署名証明書への紐付けを希望するか確認されます
ステップ4：終了確認と活用開始
- 新しい運転免許証の受領後、スマホアプリやマイナポータルで正しく記録されているか確認可能
取得形態ごとの特徴と選び方
| 所有方式 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| マイナ免許証のみ | 手続きが簡素／更新割安／1枚に統一 | 紛失リスク／カード更新時の再手続 |
| 従来＋マイナ免許証併用 | 紛失時も運転可能／選択的利用可 | 手数料が少し高くなる／手間あり |
| 従来免許証のみ | 安定性あり／従来どおり利用可能 | 住所変更等の二重手続／コスト高め |
よくある質問（FAQ）
Q. 千葉県でも市役所で手続きできますか？
A. いいえ。手続きは運転免許センターまたは警察署のみです。市役所では対応していません 。
Q. 運転免許更新時以外でも一体化できますか？
A. はい。更新時以外でも、希望すればいつでも手続きできます。ただし事前予約が必要です。
Q. 有効期限はカードと免許で異なりますか？
A. はい。カードと免許では有効期限が異なり、免許情報はICにのみ格納されます。期限はアプリやマイナポータルで確認が必要です 。
Q. 紛失したらどうなる？
A. 紛失後、再発行には最短でも7営業日〜1〜2か月かかり、その間は運転できない可能性があります。併用方式も検討を推奨します。
まとめ
- 千葉県でも2025年3月24日からマイナ免許証制度が運用開始。
- 更新手数料が割安／住所変更の手間が省ける／オンライン講習が受けられるなどメリット多数。
- しかし、紛失やカード更新時の再手続、IC期限の確認などのリスクへの対策は必要。
- 自身の利用スタイルに合わせて、「マイナ免許証のみ」「併用」「従来のみ」の中から最適な方式を選択することが大切です。
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