【2025年9月】マイナ免許証|茨城県での取得方法と手続き完全ガイド

マイナンバーカードと運転免許証を一体化する「マイナ免許証」は、従来の免許証に比べ利便性が高まる制度として、導入されました。

2025年8〜9月にかけて、手続き窓口の拡大、オンライン講習の利用条件明確化、免許情報の引き継ぎ制度など、重要な変更が複数行われました。

本記事では茨城県在住者が知っておきたい最新の情報を整理します。

目次

1. マイナ免許証とは何か?

  • マイナ免許証とは、マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報を記録し、これまでの免許証の代替または併用として使えるようにする制度です。
  • 保有形態は3通り:①従来免許証のみ、②マイナ免許証のみ、③従来免許証+マイナ免許証(併用)から選べます。希望に応じて変更可能。

2. 最新で変わったポイント

2025年8月〜9月にかけて、茨城県で以下のような変更・制度追加が確認されています。

日付変更内容
2025年8月1日全27警察署および2警察センター(つくば北警察センター、那珂湊警察センター)で、マイナ免許証の申請・交付手続きが可能に。以前は一部署のみ。
2025年8月1日以降警察署などの手続き受付時間が変更・統一されているところが増える。警察署・警察センターは 午前8:30~午後4:00、免許センターは 午前9時~正午・午後1時~4時など。
2025年9月1日マイナンバーカードを更新した場合でも、免許情報を新しいカードへ引き継ぐ制度が始まりました。ただし、一部条件および手続きが必要。

参考記事: 朝日新聞

3. どこで手続きできる?

手続き可能な場所や窓口がどこまで広がったか、最新の状況を整理します。

窓口の種類対応状況
県運転免許センター(茨城町長岡)常に対応可。制度開始直後から取扱いあり。
指定警察署・警察センター2025年8月1日から全27署+2警察センターで対応。
市役所・出張所一体化手続きそのものは警察署で行うので、通常市役所等では申請窓口ではない。住所変更ワンストップサービスなど一部手続きを活用するための準備等で連携することがあります。

窓口に行く前には、最寄りの警察署または県免許センターの対応状況と受付時間を県警ホームページで確認してください。

4. 手続きの流れ・必要書類・手数料一覧

手続きをスムーズにするために、必要なものや手数料を一覧で把握しておきましょう。

必要書類・条件

  • 現在保有している運転免許証。
  • 有効期限内のマイナンバーカード。
  • マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号等、マイナポータルと連携できる状態であること
  • 手数料

必要なもの:茨城県警公式サイト

手数料一覧

手続き/保有形態手数料額
マイナ免許証の免許情報をカードICに記録するための 記録手数料(変更手続き)1,500円
更新時手数料:マイナ免許証 のみ2,100円
更新時手数料:従来免許証 のみ2,850円
更新時手数料:両方(マイナ免許証 + 従来免許証)2,950円
保有形態の変更だけ(従来 → マイナ のみ等)1,500円(従来免許証のみからマイナ免許証のみ/両方持ちへの変更)
従来免許証のみ → 両方持ち等変更(マイナ免許証を含めない形態に戻す等)2,550円(マイナ免許証のみから従来免許証のみ等

5. オンライン更新講習・利用できる条件

オンラインで更新時講習を受けることができるかどうか、条件と流れを確認しておきましょう。

利用できる人(条件)

  • マイナ免許証をすでに保有している人(マイナ免許証のみ、または従来免許証と併用の形態)であること。
  • 講習区分が「優良運転者」または「一般運転者」であること。違反・初回講習または高齢者講習などは対象外。
  • 更新期間内であること。
  • マイポータルへのログイン可能で、署名用電子証明書等の連携手続きが済んでいること。

流れ・手数料

  • 講習動画をスマートフォン等で自宅等で視聴し、確認テストを受ける。優良講習は約30分、一般講習は約1時間。
  • 講習手数料は 200円。ただし更新手続きそのものの手数料は別。
  • 講習を終えたら、警察署または運転免許センターで更新手続きを行う(写真撮影、視力検査など)必要あり

利用できないケース

  • 更新と同時にマイナ免許証の保有を初めて希望する人(この更新手続きでマイナ免許証を取り入れる人)は、オンライン講習の対象外。つまり、先にマイナ免許証を取得しておかないとオンライン更新講習は使えません。

6. 免許情報の引き継ぎ制度(マイナンバーカード更新時)

マイナ免許証利用者がマイナンバーカードを更新(新しいカードを発行)した場合の、免許情報の扱いに関する最近の変更点です。

  • 令和7年9月1日から、マイナンバーカードが更新された後でも、免許情報を新しいカードに引き継ぐ制度が正式に運用開始されました。
  • ただし、カード更新の理由(紛失・破損・有効期限切れ・券面の記載欄が満杯など)によっては、引き継ぎ手続きが必要で、引き継ぎ対象外となるケースもあります。例えば、カード紛失や破損、券面記載事項追記欄が満杯のとき。
  • 引き継ぎを希望する場合は、オンライン申請(地方公共団体情報システム機構マイナンバーカードのサイト)を利用することができます。

7. マイナ免許証の注意点・デメリット

制度が進む中、利用する上で注意しておきたい点も複数あります。

注意点内容
マイナンバーカードまたは電子証明書の有効期限状態カード自体の期限切れや電子証明書の期限切れ・署名用電子証明書暗証番号等の未設定があると、手続きやオンライン講習・サービス利用ができない場合あり。
見た目から免許の種類・有効期限等が券面に記載されないマイナ免許証では、運転免許証の情報(免許の種類、有効期間など)がカード表面に表示されないため、提示先ではデジタル読み取り等が必要。
従来免許証のみを持ち続ける選択の必要性まだ提示先でマイナ免許証を認めないところがあったり、慣れていない場面があったりするため、「両方持つ」という選択をしておいたほうが安心。
手続きの混雑・時間の見積もり窓口が拡大したとはいえ、申請者が集中する時間帯では混雑・待ち時間が発生することあり。事前に空いている時間帯を調べること。
引き継ぎ手続きが必要なケースがあるカード更新や紛失等の理由で新しいカードが発行されたとき、免許情報の引き継ぎを自動で行えるのは制度がスタートしたが、すべてのケースで自動ではない。手続きが必要。

8. FAQ(よくある質問)

質問回答
更新講習をオンラインで済ませれば、警察署に行かなくても済む?いいえ。オンライン講習は受講できますが、更新手続き(視力検査、写真撮影など)は警察署または運転免許センターで行う必要があります。
更新時にマイナ免許証のみ希望するけど、どのくらい手数料が安くなる?従来免許証のみの更新が 2,850円 に対し、マイナ免許証のみだと 2,100円。約 750円 の差があります。
マイナンバーカードを更新したら何もしなくていい?新カードに免許情報を引き継ぐ制度は始まっていますが、希望者が手続きする必要があります。更新内容によっては、警察署での手続きが要ることがあります。
保有形態を変えたい(例:従来免許証のみ → マイナのみ 等)場合は?可能です。保有形態の変更の手数料が設定されており、たとえば従来免許証のみ → マイナ免許証のみ/両方持ちへは 1,500円。逆の変更も手数料あり。
ワンストップで住所変更等の手続きはどこまで簡単になる?マイナ免許証のみ保有しており、署名用電子証明書の設定(暗証番号等)およびマイポータルとの連携が済んでいる場合、住所・氏名・生年月日などの変更時に、市町村所管の手続きだけで完了するワンストップサービスが利用可能。従来免許証とマイナ免許証の両方持ちの場合は従来どおり警察窓口の手続きが必要です。

9.まとめ

  • 2025年8月1日から、茨城県内の全警察署・警察センターでマイナ免許証の申請・切り替えが可能に。
  • 2025年9月1日から、マイナンバーカード更新時に免許情報を引き継ぐ制度がスタート。再申請の手間が減少。
  • 保有形態は「従来免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「両方持ち」から選択可能。
  • 手数料は保有形態によって異なり、マイナ免許証のみが最も安い(更新時2,100円)
  • オンライン更新講習は「マイナ免許証を既に保有」「優良/一般運転者」など条件付きで利用可能。
  • 利便性は向上しているが、提示先や制度移行の過渡期のため、両方持つ選択が安心なケースもある

👉 手続きの前に「最寄り窓口」「受付時間」「マイナンバーカードの状態」を必ず確認し、自分に合った保有形態を選ぶことが大切です。

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