マイナンバーカードをAndroidスマートフォンで便利に利用できる「スマホ用電子証明書サービス」が話題です。
しかし「自分のスマホが対応しているのか不安」「どのキャリアでどの機種が使えるのか知りたい」という声は非常に多いのが現状。
本記事では【マイ ナンバーカード android 対応機種】を最新情報に基づいて詳しく解説。2025年夏現在の対応機種リストや確認方法、利用時の注意点まで、わかりやすく整理しました。
目次
1. マイナンバーカードをAndroidスマホで使えるようになった背景
1-1. なぜスマホ対応が始まったのか?
これまでマイナンバーカードは「物理カード」を持ち歩き、ICリーダーや専用端末で読み取る必要がありました。しかし行政手続きや医療機関利用の利便性を高めるため、2023年に「スマホ用電子証明書サービス」がスタート。これにより、マイナンバーカードを持ち歩かずとも、対応Android端末があれば本人確認や行政サービス利用が可能になりました。
1-2. AndroidとiPhoneの違い
- Android:2023年5月から開始。キャリア・メーカー別に対応機種が段階的に拡大。
- iPhone:2025年6月24日からApple Walletに対応。現時点で一部機能は段階導入中。
つまり、Androidが先行して対応してきた実績があり、幅広いラインナップが揃っています。
2. Android対応機種の全体像

2-1. 対応機種は585種類以上
デジタル庁およびキャリア公式サイトによると、2025年8月時点でAndroid対応機種は 585機種以上。主要メーカー(SHARP、Sony、Samsung、Google、京セラ、OPPO、Xiaomi、motorolaなど)が広く対応しています。
2-2. キャリア別の特徴
- docomo:XperiaシリーズやAQUOSシリーズの対応が豊富。Pixelシリーズも網羅。
- au / UQ mobile:GalaxyやOPPO、Xiaomiの最新機種も積極対応。
- SoftBank / Y!mobile / LINEMO:LEITZ PHONEシリーズなど独自機種も対象。
- SIMフリー機種:Pixelシリーズを中心に幅広いユーザーが利用可能。
3. 最新対応機種一覧(主要モデル抜粋)
対応機種表(2025年8月更新版)
キャリア | 対応シリーズ例 | 主な機種 |
---|---|---|
docomo | AQUOS | R3, sense3, R5G, sense4, sense5G, R6, sense6, wish2, R7, sense7, R8 pro など |
Xperia | 1 II~1 VI, 5 II~5 V, 10 III~10 VI, Ace II~Ace III | |
Galaxy | S10以降, Note20, Fold3以降, Flip3以降, A53, A55 など | |
Pixel | 5a, 6, 6a, 7, 7a, 8, 8a, 9 Pro | |
au / UQ | AQUOS | zero5G basic DX, sense6, wish, sense7, sense8 |
Xperia | 1 IV~1 VI, 10 IV~10 VI, 5 IV~5 V | |
Galaxy | S21~S25, Z Flip4~Flip6, Z Fold4~Fold6 | |
OPPO / Xiaomi | Reno9 A, A79, Redmi Note 13 Pro など | |
SoftBank / Y!mobile | AQUOS | R3, sense7 plus, R8 pro |
Xperia | 1 V, 1 VI, 10 V, 10 VI | |
Galaxy | S23, S24, S25 | |
Pixel | 7a, 8, 9 | |
その他 | motorola edge 40, HUAWEI nova lite など |
✅参考サイト
マイナポータル対応機種一覧
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4. 自分のAndroidスマホが対応しているか確認する方法
4-1. マイナポータルアプリでの確認手順
- Google Playストアから「マイナポータル」アプリを最新にアップデート。
- アプリを起動し、「スマホ用電子証明書を搭載する」ボタンが表示されれば対応機種。
- ボタンが表示されない場合は非対応、またはOS/NFC設定に問題がある可能性。
4-2. NFCとOSバージョンの確認
- NFC(おサイフケータイ機能)が搭載されていない機種は非対応。
- Android 10以上推奨。古いOSでは正常動作しないケースあり。
5. 利用開始までのステップと注意点
5-1. 利用開始までの流れ
- マイナポータルアプリを最新版に更新
- マイナンバーカードを手元に用意
- 署名用電子証明書のパスワード(6~16桁)を確認
- スマホで「搭載申請」を実行
5-2. 注意点
- スマホを機種変更した場合、再登録が必要
- 電池切れでは本人確認不可
- 紛失・盗難時は「電子証明書失効手続き」が必要
6. iPhone対応と今後の展望
2025年6月24日、iPhoneもApple Wallet対応が始まり、マイナンバーカードがデジタル化されました。今後は マイナ保険証・マイナ免許証 のスマホ搭載も順次進む予定で、行政DXの中心になる見込みです。
7. よくある質問(FAQ)
- Q. SIMフリーAndroidでも使える?
→ Pixelシリーズなど一部SIMフリー機種も対応。キャリアモデルと同様に確認が必要。 - Q. 中古端末でも利用可能?
→ NFCとOSバージョンが条件を満たせば可能。ただしセキュリティリスクに注意。 - Q. 対応していない機種を持っている場合は?
→ カードリーダー付きPCを利用、または対応スマホへ乗り換えが必要。
まとめ
- 2025年夏現在、Android対応機種は 585種類以上。主要メーカーの人気機種はほぼ網羅。
- 確認は「マイナポータルアプリ」で可能。ボタン表示が目安。
- 機種変更や紛失時には再登録や失効手続きが必要。
- iPhoneも2025年6月から対応開始。今後はスマホが「マイナカードの代替」となる流れが加速。
まず「ご自身の機種が対応しているか」マイナポータルアプリで確認してみてください。
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