「マイナンバーカードを保険証として使いたいのに、病院で使えなかった…」
そんな経験はありませんか?
本記事では「マイナ保険証が使えない病院ではどうするか」について、理由や対処法、必要書類などを詳しく解説します。
全国の医療機関で困ったときに安心して活用できるガイドとしてご活用ください。
なぜ使えない?マイナ保険証が使えない理由
・そもそもオンライン資格確認が未導入
2023年4月以降、医療機関・薬局へのオンライン資格確認導入が原則義務化されましたが、一部未対応機関では利用できないケースがあります。
・電子証明書の有効期限切れ
マイナンバーカードの電子証明書が期限切れだと、健康保険証機能は停止されます。本人確認は可能ですが、保険情報は連携されません。
・顔認証や暗証番号のトラブル
カードリーダーの故障や暗証番号ロック時は顔認証か目視確認となり、利用できない場面もあります 。
使えない病院での受診時の対応策

まず確認!「本当に使えないのか」その場でチェックする方法
「マイナ保険証が使えない」と一言で言っても、その場の確認ミスや端末トラブルの可能性もあります。
✅ チェックポイント
チェック項目 | 確認方法 |
---|---|
カードがリーダーで読み取れない | → 機械の不調か、接触不良の可能性あり |
電子証明書の有効期限が切れていないか | → マイナポータルまたは自治体窓口で確認可能 |
暗証番号を3回以上間違えてロックされていないか | → ロック状態では健康保険証として利用不可。解除には窓口訪問が必要 |
病院側がオンライン資格確認に対応しているか | → 病院のHPや受付で事前に確認可 |
ポイント:機械のトラブルや一時的な不具合で「使えない」とされることもあるため、その場で代替手段を確認するのが重要です。
健康保険証がない場合の代替手段【4つの選択肢】
病院がマイナ保険証に対応していない、もしくはその場で使えなかった場合、以下の手段で保険診療を受けられます。
① 「資格確認書」の提示
マイナ保険証を利用しない方に対して、市区町村から発行される紙の書類です。
- 自動交付されるため申請不要(条件あり)
- 有効期限あり(通常1年ごとに更新)
② 「健康保険証情報のお知らせ」との併用
マイナポータルで取得できる「保険資格証明書(PDF)」や保険者が送付する「お知らせ」を印刷・提示。
- 単体では不可。マイナンバーカードと併用が必要
- 保険者によって様式が異なるため要確認
③ マイナポータルの画面を見せる
スマホやPCで「マイナポータル」にログインし、「保険資格確認画面」を提示することで本人資格を証明できる場合があります。
- 対応は医療機関ごとに異なる
- 事前にPDF保存しておくと便利
④ いったん10割負担で支払い、後日「療養費請求」
その場で保険証が提示できなかった場合、いったん全額(自由診療)で支払い、後日保険者に申請すれば差額分が戻ってきます。
- 健康保険の「療養費支給制度」を活用
- 医療明細・領収書の保管が必須
病院側の対応まとめ
- オンライン資格確認未導入でも対応可:カード+ポータル画面提示で保険診療可能
- 資格確認書は無料・申請不要:多くのケースで自動交付
- 電子証明書期限切れに注意:更新後5年以内の保険利用可。詳しくは自治体サイト参照
受診前にできる準備【チェックリスト】
よくあるQ&A
Q:資格確認書って何?申請不要?
A:「資格確認書」は旧健康保険証と同じサイズの書類で、マイナ保険証未登録者や電子証明書切れ時に無料で交付され、保険診療でそのまま使えます 。
Q:「資格情報のお知らせ」だけでOK?
A:単体では保険診療に使えません。マイナ保険証と併用が必要です 。
Q:顔認証できなかったら?
A:カードリーダーが使えない場合、暗証番号入力か目視で本人確認対応できます。
緊急や特殊事情時の対応

- 身体的な理由で顔認証が困難 → 代理手続きや資格確認書利用OK
- 旧制度継続中の高齢者 → 75歳以上など対象者には自動で資格確認書が届きます
- 電子証明書が失効した → 更新申請後、保険診療可能になる措置あり
まとめ:これさえ抑えればOK!
事前確認がカギ:受診予定の病院がオンライン資格確認対応かをチェック
複数書類併用で安心:マイナカード+資格確認書/お知らせ/ポータル画面を準備
期限・証明書の管理:電子証明書の期限切れに注意、更新を忘れずに
困ったら自治体へ相談:交付や更新方法など、住民票のある市区町村へ問い合わせを
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