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マイナ保険証の義務化はいつから?2025年最新スケジュールと「義務ではない」理由を徹底解説

マイナ保険証の義務化はいつから?2025年最新情報と注意点を解説

マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」が、制度化の流れで注目を集めています。

「マイナ保険証は義務になるのか?」
「いつから義務化?」
「使えない場合はどうすれば?」

といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

本記事では、2025年10月時点での制度の最新状況を整理し、「義務化」の有無、導入スケジュール、そして「資格確認書」との関係も含めて、わかりやすく解説します。

1. マイナ保険証とは

2. 義務化という表現の誤解 — マイナ保険証は「義務」ではない!

冒頭で結論を先に述べると、「マイナ保険証の義務化」という言い方は正確ではありません。以下の点を整理します。

誤解されやすい表現実際の制度上の立ち位置
「マイナ保険証が義務化される」現時点では法律で国民にカードを義務付ける規定はない
「健康保険証を使えなくなる」従来の保険証は、有効期限等の条件を満たせば一定期間使える(経過措置)
「カードを持っていなければ受診できない」受診そのものは可能。ただし利用登録していない場合、資格確認書が使われることもある

つまり、「義務化」という言葉が使われている背景には「従来の健康保険証の新規発行停止」や「カードがない人向けには代替措置(資格確認書)」の存在がありますが、カードを無理に持たせる強制力を持つ制度とは異なります。

3. 移行スケジュールと制度変更の流れ

義務化とは言えないものの、制度として「マイナ保険証を基本とする仕組み」へと段階的に移行が進んでいます。以下の流れを押さえておきましょう。

主な時点と制度

日付変更内容・対応
2024年12月2日従来の健康保険証の新規発行が停止。以降、健康保険証は、保険者が更新する場合を除いて発行されない。
2024年12月2日~2025年12月1日従来の健康保険証は、資格喪失がない限り有効・使用可能。経過措置として移行期間。
2025年12月2日以降従来の健康保険証の利用停止(保険証機能として使えなくなる)
2025年7月31日(後期高齢者医療制度)後期高齢者医療制度の健康保険証有効期限 → この日以降は新たな健康保険証を発行せず、マイナ保険証への移行。
2025年9月以降保険者判断で、マイナ保険証を持たない人には資格確認書を交付する動き。

このように、「義務化」という表現ではなく、「新規発行停止 → 経過措置 → 完全移行」という流れで制度変更が進んでいます。

なお、制度を運用する上での具体的な手続きや対応スケジュールは、保険者(協会けんぽ、健康保険組合、市町村国保など)によって若干異なることがあります。

4. 資格確認書とは何か?使われるケース

マイナ保険証を使わない・使えない人向けの代替措置が 資格確認書 です。以下に、制度上の位置づけと具体的な利用例を解説します。

資格確認書の概要と制度

資格確認書が使われるケース(例)

医療機関を窓口で受診するときは、資格確認書を提示すれば、保険診療の自己負担分を支払った上で診療を受けることが可能です。

5. マイナ保険証を使えない・使わない場合はどうするか?

制度変化の中で、「カードを持っていない」「登録していない」「カードを使いたくない」人の扱いはどうなるのでしょうか。以下の対応方法を押さえておきましょう。

受診方法の選択肢

  1. マイナ保険証を使って受診する
    • 登録済みであれば、オンライン資格確認対応の医療機関・薬局でカードを提示すれば、自動的に保険資格が確認される。
    • 高額療養費制度での申請手続きが不要となるケースもある(手続き簡略化)
  2. 資格確認書を使って受診する
    • 上記のように、マイナ保険証を使わない/使えない場合の受診手段。
    • 有効な資格確認書を窓口に提示して、通常の健康保険診療を受ける。
    • ただし、限度額適用認定証等は別途手続きが必要で、メリット(自動適用など)が少ない。
  3. 実費(保険適用外)での受診(例外的)
    • まれなケースとして、保険資格が確認できない場合、全額自己負担での診療になる可能性がある(ただし後日、保険適用分を返還請求できる制度があるケースも)

注意点・留意点

6. メリット・注意点

マイナ保険証を使うことには利点もありますが、注意すべき点もあります。以下に整理します。

メリット

注意点・リスク

7. Q&A形式で、よくある疑問に回答

質問回答
マイナ保険証は法律で国民に義務付けられるの?いいえ。現時点では義務付ける法律はない。「義務化」という言葉は、従来保険証の発行停止やカード前提の制度設計を指して使われることが多い。
従来の健康保険証は完全に使えなくなる?既発行済みの健康保険証は、有効期限内かつ資格喪失がなければ、2025年12月1日まで使用可能(経過措置)
2025年12月2日以降はどうなる?従来の保険証は保険証機能として使用停止となり、マイナ保険証または資格確認書等で受診対応となる。
まだマイナンバーカードを持っていない場合は?まずカードを申請・取得し、次に保険証利用登録をする必要がある。受診時には資格確認書等で代替対応となる。
医療機関がオンライン資格確認に対応していないときは?従来の診療受付方式(紙の保険証や資格確認書提示など)で対応する可能性がある。
資格確認書の交付を申請する必要がある?通常、保険者から自動的に交付される(申請不要)。ただし方式・タイミングは保険者による。
資格確認書に有効期限はある?はい。保険者が定める期限(多くは5年以内など)あり。
マイナ保険証を使った方が得?利便性、情報連携、高額療養費制度の簡略化などの面でメリットがあるが、対応医療機関や情報管理体制などの注意も必要。

8. まとめ・今後の展望

本記事が「マイナ保険証 はいつから義務化 ?」に関する疑問解消に役立てば幸いです。

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