「Xiaomi POCO X7 Pro でマイナンバーカードの読み取りができない」
とお困りではありませんか?
本機種はNFC機能を備えており、理論上はマイナンバーカードの「IC読み取り」自体が可能とされていますが、「読み取りできない」「公的サービスが使えない」というケースが散見されます。
本記事では、読み取り不可と感じてしまう原因を焦点に、何を確認・対策すればよいかを明確に解説します。
1. 「読み取りできない」と感じてしまう現象とは?
読者の方が「POCO X7 Proでマイナンバーカードが読み取れない」と感じる主な状況としては以下のようなものがあります。
- カードをスマホ背面に当てても反応せず、IC読み取りが始まらない。
- アプリ(たとえば マイナポータルアプリ)を開こうとして「この機種では利用できません」などのメッセージが表示される。
- 銀行口座開設や行政サービスの手続きで「カード情報を読み取りできません」と案内される。
- 「おサイフケータイ」等、他のNFCサービスも使えないため、スマホのNFC機能そのものを疑ってしまう。
このように「読み取りできない」と感じるポイントは、 ハード(物理読み取り) と ソフト(アプリ/サービス対応) が絡み合っており、どちらが原因かを見極める必要があります。
以下では、特に読み取りに焦点を当てて原因と対策を整理します。
2. 読み取り不可になる主な原因
POCO X7 Proでマイナンバーカードの読み取りがうまくいかない原因を、読み取りそのもの(NFCハード周り)に絞って整理します。
原因①:NFC規格・方式のミスマッチ
- POCO X7 Proは「NFC機能あり」と公式に記載されています。
- ただし、読み取りできる「規格」が肝です。日本でのマイナンバーカードは NFC Type-B を利用しています。
- 一方で、POCO X7 Proが搭載するNFCは「NFC Type-A/B」対応という記載がありますが、「FeliCa(NFC Type-F)」には対応していないため、ユーザーが「NFC=おサイフケータイも使える」と誤認してしまうことがあります。
- つまり、「NFCあり=全てのICカード読み取りOK」ではなく、 “利用するカード・サービスの規格が合っているか” が重要です。
このため、カードが物理的に読み取れないというよりも、そもそも 読み取り可能な規格かどうか の問題として「できない」と感じるケースがあります。
原因②:スマホ設定/NFC位置・環境の問題
実際に「カードを当てても反応しない」という物理的読み取り失敗には、次のような原因があります。
- スマホ設定で「NFC/非接触通信」がオフになっている。
- スマホ背面のNFCアンテナ位置とカードの位置が合っておらず、読み取り範囲から外れている。
- スマホケース、金属アクセサリー、他のICカード近接などがNFC通信を妨げている。
- マイナンバーカードそのもののIC部が傷・汚れ・変形しており通信が不安定。
例えば、レビューでは「カバーを外して背面アンテナ位置にカードを当てたら読み取れた」という報告もあります。
原因③:アプリ側/サービス側の読み取り設計
ハード的には読み取り可能であっても、サービス側が その機種を“対応機種”として認めていない ことで「読み取りできないように見える」ことがあります。
具体的には、マイナポータルアプリでは動作確認済み機種としてリスト化されており、POCO X7 Proはそのリストに含まれていません。
このため、アプリ自体インストールできなかったり、読み取り画面で「端末が対応していません」と表示されたりします。
読み取りそのものではなく、「読み取り+サービス利用」という流れの途中で止まるパターンです。
3. 読み取り不可と感じた時の“読み取りチェック”項目✅
下表に、読み取り機能に焦点を当てたチェック項目と具体的確認内容をまとめます。
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| ① NFC設定状態 | 設定 → 接続/NFC(または「非接触通信」)が オン になっているか確認。 |
| ② アンテナ位置とカードの当て方 | スマホ背面のNFCアンテナがどこにあるか確認し、マイナンバーカードのICチップ(裏面)をその位置に静止させて当てる。 |
| ③ スマホケース・周囲の干渉物 | 金属ケース、磁石付きケース、他ICカードが重なっていないかを外して試す。 |
| ④ 他のICカードでの読み取り確認 | 他のNFCカード(例えばe-IDカード、交通IC等)で読み取りできるかでハード的な読み取り機能を検証。 |
| ⑤ アプリ/サービス側の確認 | 使用するアプリ(マイナポータル等)が機種を「対応機種」として認めているか公式サイトで確認。 |
4. POCO X7 Proで「読める」と実際に報告されているケース📌
読み取りそのものについて、POCO X7 Proでは「読み取れた」というユーザー報告もあります。例えば:
- 価格比較サイト掲示板にて「マイナンバーカードを使ってオンラインで銀行口座を開設した。POCO X7 Proだけで手続きが完結した」という書き込みあり。
>「手続きはPOCO X7 Proのみで完結しました。…マイナンバーカードの読み取り自体は可能ということになります。」
- 本端末公式FAQにも「NFC読み書きカードに対応」という記載あり。
このことから、「ハードウェアとして読み取り可能」の可能性は確かにあり、「読み取りできない」と感じてしまうのは上記原因のどれかが関係していると考えられます。
5. 「読み取りできない」を解決するための具体的手順📝
読み取り不可を解消するための実践的な手順を、初心者にも分かりやすく順を追って紹介します。
ステップ①:NFC機能を確認・有効化
- 設定アプリ → 「接続と共有」や「その他の接続設定」など → 「NFC」または「非接触通信」を探し オン に。
- 「タグを読み取る」などの設定がある場合はそれもオンに。
- スマホを再起動してNFC機能が正常に起動するか確認。
ステップ②:スマホ背面のアンテナ位置を特定し、カードを正しく当てる
- POCO X7 Pro背面でNFCアンテナの位置を確認(一般的にカメラ近辺ではなく背面中央上部寄りの場合あり)。
- マイナンバーカードのICチップ部分(裏面右下辺り)をアンテナ位置にぴったり重ね、数秒静止して読み取り音や振動が出るか確認。
- ケースを外して、干渉物を除いた状態で試す。
ステップ③:別のICカードで読み取りテスト
- 読み取りできるかどうかを他のNFCカード(交通系IC、企業社員証など)で試すことで、ハード機能の問題かを切り分ける。
- 他のカードも読み取れないなら、NFC機能自体に問題がある可能性あり。
ステップ④:対象アプリ・サービスの対応状況を確認
- 使用したいアプリ(マイナポータル等)公式サイトで「対応機種一覧」を確認。上記情報によると、POCO X7 Proは掲載されていない可能性があります。
- 非対応機種として扱われている場合、読み取りできても「利用できない」ことがあり得ます。
- アプリのバージョンを最新にし、Android OSも最新にアップデートしておく。
ステップ⑤:それでも読み取りできない場合の選択肢
- ハード的に読み取りできない・サービスとして利用できない場合は、対応機種を使用することを検討。
- または、マイナンバーカード読み取り以外の方法(PCカードリーダー、窓口手続き)を使う。
- スマホのソフトウェアやOSカスタマイズが原因となっている可能性もあるため、メーカーサポート或いはキャリアショップで相談する。
6. まとめ:読み取りできない時のポイント💡
- POCO X7 ProのNFC機能は搭載されており、物理的にマイナンバーカードのICを読み取る“可能性”があります。
- ただし、「読み取れるから安心」というわけではなく、サービス提供側(アプリ/行政)が機種を対応と認めていないと実用上「読み取りできない」と感じます。
- 読み取り不可と感じた場合には、NFC設定・カード当て方・ケース/干渉物の有無・他カードの読み取りテスト・対応アプリの機種確認という順でチェックしてください。
- もしどうしても読み取り・サービス利用ができない場合は、「対応機種に切り替える」または「他の手段で手続きを行う」という選択肢も頭に入れておくべきです。

