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マイナ保険証の登録解除はなぜ?増加の理由と手続き・注意点を解説

マイナ保険証の登録解除はなぜ?増加の理由と手続き・注意点を解説

マイナンバーカードを健康保険証として使える「マイナ保険証」。

利便性向上の期待とともに、登録解除の相談も増加中です。なぜ多くの人が登録解除を選ぶのか?

紛失リスク、システムトラブル、使えない医療機関など、現場での声をもとに「登録解除の背景と理由」「手続きの流れ」「メリット・デメリット」を丁寧に解説します。

これを読めば、マイナ保険証の利用登録解除が納得でき、安心して選択できるようになります。

登録解除が急増している背景と実態

① 累計5.8万人が解除申請(2025年3月)

厚労省やメディアによると、2024年10月の受付開始から2025年1月までに約5万8,000件の解除申請が寄せられており、2025年1月だけで13,212件に上ったと報じられています。

② 解除申請、11月には月1.3万件超

2024年11月、厚労省によれば、前月比で約16倍増の13,147件が申請されました。

③ 登録率 vs 利用率の乖離

登録者数が増える中、医療機関での実際の利用率は11月時点で約18.5%と低調にとどまっています。

なぜ解除を選ぶのか?登録解除5つの理由

登録解除の理由を5つ挙げてみました。

1. マイナンバーカードを持ち歩きたくない

2. システムトラブルや顔認証の不安

3. 医療機関側の対応不足

4. 個人情報保護への懸念

5. マイナポイント目的だった

登録解除の手続きと流れ

手続きステップ国民健康保険協会けんぽ共済組合
窓口・オンライン自治体国保年金課等/郵送・オンライン可都道府県支部勤務先共済事務担当
必要書類マイナンカー, 申請書類解除申請書+資格確認書申請書組合所定の書類
申請後の流れ1–2カ月で資格確認書発行・制度上解除同左同左

「資格確認書」とその特徴

資格確認書とは?

「資格確認書」とは、マイナ保険証の登録を解除した人に発行される紙の証明書で、健康保険の資格があることを示すものです。マイナンバーカードを使わなくても、医療機関で健康保険を利用できるようになります。顔写真はなく、本人確認書類と一緒に使う場合があります。

項目資格確認書健康保険証
有効期限発行日から最長1年(更新必要)通常2〜5年
顔写真なしなし
本人確認必要な場合あり(運転免許等)単体で利用可
発行対象登録解除者のみ全被保険者
再発行申請必須保険者自動対応

登録解除で得られるメリット・デメリット

【メリット】

  1. 紛失・盗難リスクを回避
  2. システムエラーや顔認証トラブルから解放
  3. 使い慣れた保険証スタイルの維持
  4. 介護施設等でも安心して利用可能

【デメリット】

  1. 医療データ(処方・受診記録)がマイナポータルで見られなくなる
  2. 転居・転職で再発行手続きが必要
  3. 医療費控除など一部手続きが従来通り面倒
  4. マイナ保険証の利便機能が使えなくなる

よくある質問(Q&A)

Q1. 再登録できる?
A: 可能です。マイナポータル、セブンATM、医療機関のカードリーダーで再登録できます。

Q2. 後期高齢者は解除方法が違う?
A: 各自治体窓口(国保年金課後期高齢担当)で手続き。自治体ごとに対応方法や書類が異なる場合あり。

Q3. 資格確認書があれば安心?
A: 解除申請時に発行されます。顔認証が難しい場合や施設預かりに不安な場合は特に有効です。

Q4. オンライン解除は?
A: 2025年3月時点では不可。保険者窓口での処理が必要です。

Q5. 健康保険証が有効期限切れたら?
A: 最長で2025年12月1日までは現行の保険証を使え、それ以降はマイナ保険証か資格確認書が必要です。

まとめ✅:解除は正当で意味のある選択

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