マイナンバーカードの有効期限通知書を紛失・なくした場合でも、更新手続きはできます。本人が電子証明書を更新する場合、有効期限通知書は必須ではありません。
ただし、カード本体と電子証明書では更新方法が異なります。カード本体の更新で通知書に記載された申請書IDやQRコードが分からない場合や、代理人が電子証明書を更新する場合は、先に住民登録のある市区町村へ確認しましょう。
- 有効期限通知書を紛失しても更新できる理由
- カード本体と電子証明書の見分け方
- 通知書がない場合の更新手順と持ち物
- 申請書ID・QRコードが分からない場合の対処
- 通知書が届かない場合と代理人手続き
- カード本体を紛失した場合との違い
※本記事は2026年8月19日時点のデジタル庁およびマイナンバーカード総合サイトの公式情報をもとに作成しています。必要書類、予約、受付場所は市区町村によって異なる場合があるため、住民登録のある市区町村の案内も確認してください。
結論|有効期限通知書を紛失しても更新できる

有効期限通知書は、期限や更新方法、申請書IDなどを知らせる案内です。通知書そのものがマイナンバーカードや本人確認書類になるわけではないため、なくしただけでカードの機能が停止することはありません。
| 状況 | 通知書なしでの対応 |
|---|---|
| 本人が電子証明書を更新 | 有効期間内のマイナンバーカードを持って市区町村窓口へ |
| カード本体を更新 | 申請書ID・QRコードが分からなければ、市区町村で交付申請書について相談 |
| 代理人が電子証明書を更新 | 照会書兼回答書が必要。市区町村へ郵送を依頼 |
| カード本体も紛失 | 通知書紛失とは別対応。直ちに一時停止手続きをする |
必要なのは更新対象に合った申請書や照会書です。通知書をなくしたと伝え、次に必要な書類と受取方法を市区町村へ確認するのが確実です。
有効期限通知書の役割と確認項目
有効期限通知書は、マイナンバーカードまたは電子証明書の期限を迎える人へ、期限の2~3か月前を目途にJ-LISから送付されます。更新手続きは有効期限の3か月前から可能です。
- 有効期限が到来するもの
- マイナンバーカードと電子証明書の有効期限
- 申請書IDの有無
- 交付申請用QRコードの有無
- 更新手続きの案内
- 代理人用の照会書兼回答書
通知書を紛失しても、カード本体の有効期限はカード表面で確認できます。電子証明書の有効期限はカード表面の記入欄、またはマイナポータルの「マイナンバーカード」画面で確認できます。
カード本体と電子証明書のどちらを更新するか確認
「有効期限の更新」と呼ばれる手続きは1種類ではありません。通知書がない場合も、まずカード本体と電子証明書のどちらが期限を迎えるのかを確認してください。
| 比較項目 | カード本体 | 電子証明書 |
|---|---|---|
| 有効期限 | 発行時18歳以上は10回目、18歳未満は5回目の誕生日まで | 年齢にかかわらず発行から5回目の誕生日まで |
| 更新内容 | 新しいカードを発行 | ICチップに新しい電子証明書を書き込み |
| 顔写真 | 原則必要 | 不要 |
| 主な手続き | 4つの方法で申請後、窓口で受取 | 市区町村窓口で更新 |
| 通知書を紛失 | ID・QR不明なら市区町村へ相談 | 本人なら通知書なしでも手続き可能 |
カード本体を更新する場合の手続き
カード本体の更新は、新しい顔写真を使ってカードを作り直す手続きです。申請後、住所地の市区町村から交付通知書が届いたら、現在のカードなど指定された持ち物を持参し、新しいカードを受け取ります。
申請書ID・QRコードが分かる場合
申請書IDまたは交付申請用QRコードを控えている場合は、次の4つの方法で申請できます。
- スマートフォン
- パソコン
- 対応する証明写真機
- 郵送
申請書ID・QRコードが分からない場合
通知書を紛失し、申請書IDやQRコードも分からない場合は、住民登録のある市区町村窓口へ連絡してください。本人確認のうえ、更新用の交付申請書を受け取る方法などを案内してもらえます。
- カード表面で有効期限を確認する
- 市区町村へ連絡し、必要書類と予約の要否を確認する
- マイナンバーカードまたは指定された本人確認書類を持参する
- 受け取った交付申請書の案内に沿って申請する
- 後日届く交付通知書に従い、新しいカードを受け取る
デジタル庁は、申請から交付通知書が届くまでの目安を約1か月と案内しています。申請状況や市区町村により異なるため、期限直前ではなく早めに手続きを始めましょう。
電子証明書を更新する場合の手続き
本人が電子証明書を更新する場合、有効期限通知書がなくても手続き可能です。有効期間内のマイナンバーカードを持って、住民登録のある市区町村窓口へ行きます。
- 有効期間内のマイナンバーカード
- 有効期限通知書(手元にある場合のみ)
- 暗証番号を控えた用紙(手元にある場合)
窓口では、署名用電子証明書の暗証番号(英数字6~16文字)と、利用者証明用電子証明書などの暗証番号(数字4桁)を使います。暗証番号を忘れた場合は、本人が窓口で再設定を相談できます。
電子証明書は対面で本人確認をして発行するため、オンラインでは更新できません。予約制の市区町村もあるため、事前に公式サイトや窓口へ確認してください。
代理人が更新する場合
代理人が電子証明書を更新する場合は、本人が記入した照会書兼回答書を封入・封かんして代理人へ渡します。通知書を紛失して照会書兼回答書がない場合は、市区町村へ郵送を依頼してください。
- 申請者本人の有効期間内のマイナンバーカード
- 封入・封かんした照会書兼回答書
- 代理人の顔写真付き本人確認書類
- 有効期限通知書(手元にある場合のみ)
※照会書兼回答書に記載した暗証番号が誤っている場合、即日の更新はできません。
通知書が届かない・申請書IDが分からない場合
期限が近いのに通知書が届かない場合でも、期限の3か月前になれば更新手続きを進められます。まずカード表面やマイナポータルで期限を確認し、市区町村へ問い合わせましょう。
- 現在の住民登録住所が正しいか
- 引っ越し後の住所変更手続きが済んでいるか
- 郵便物が市区町村へ返戻されていないか
- カード本体と電子証明書のどちらが期限を迎えるか
- カード本体更新用の申請書IDが必要か
- 代理人手続き用の照会書兼回答書が必要か
有効期限通知書は住民登録のある住所へ送付されます。送付後に受け取れず、市区町村へ返戻されている場合もあるため、窓口へ確認してください。
通知書紛失とカード紛失は対応が違う
有効期限通知書を紛失しただけなら、カードの一時停止は不要です。一方、マイナンバーカード本体を紛失した場合は、悪用防止のため直ちに一時停止してください。
| なくしたもの | 最初にすること | 主な対応 |
|---|---|---|
| 有効期限通知書だけ | 更新対象と期限を確認 | 必要に応じて市区町村へ申請書類を相談 |
| マイナンバーカード本体 | カード機能を一時停止 | 警察への遺失届と市区町村で再交付手続き |
| 両方 | まずカードを一時停止 | 市区町村へ再交付と期限更新の扱いを確認 |
マイナンバー総合フリーダイヤルは0120-95-0178です。音声ガイダンスに従って紛失・盗難のメニューを選びます。紛失・盗難による一時停止は24時間365日受け付けています。
有効期限通知書を紛失したときのよくある質問
Q. 通知書をなくしたら再発行が必要ですか?
A. 本人が電子証明書を更新する場合、通知書の再発行は不要です。カード本体更新用の申請書IDや代理人用の照会書兼回答書が必要な場合は、市区町村へ必要書類を確認してください。
Q. 通知書がなくても更新手数料は無料ですか?
A. はい。有効期限到来によるカード本体・電子証明書の更新は無料です。ただし、カード本体の紛失などによる再交付は別扱いで、手数料がかかる場合があります。
Q. 有効期限が切れた後でも更新できますか?
A. 手続きは可能ですが、期限切れ中は利用できない機能があります。カード本体が期限切れの場合は本人確認書類として使えず、電子証明書が期限切れの場合はマイナポータルやe-Taxなどが利用できません。持ち物を市区町村へ確認して早めに手続きしてください。
Q. 電子証明書が切れたらマイナ保険証はすぐ使えなくなりますか?
A. 有効期限満了日が属する月の末日から3か月間は、保険資格情報を確認して受診できます。ただし、その期間は診療情報・薬剤情報の提供には同意できないため、早めの更新が必要です。
Q. 暗証番号を忘れても電子証明書を更新できますか?
A. 本人が市区町村窓口で手続きする場合は、暗証番号の再設定を相談できます。分からない番号を繰り返し入力せず、窓口で申し出てください。
Q. 通知書が家族に届き、自分には届かないのはなぜですか?
A. カード本体と電子証明書は有効期限が別で、発行日や年齢によって時期も異なります。自分のカード表面とマイナポータルで期限を確認してください。
まとめ|通知書がなくても期限を確認して手続きしよう
- 有効期限通知書を紛失しても更新できる
- 本人の電子証明書更新は通知書なしでも可能
- カード本体の申請書IDが分からない場合は市区町村へ相談
- 代理人用の照会書兼回答書がない場合は郵送を依頼
- 通知書紛失とカード本体紛失は対応が異なる
- 更新は有効期限の3か月前から、期限更新の手数料は無料
通知書をなくしたことに気づいたら、まずカード表面やマイナポータルで期限と更新対象を確認してください。電子証明書を本人が更新するならカードを持って市区町村窓口へ、カード本体の申請書IDや代理人用書類が必要なら市区町村へ連絡すれば、必要な手続きを案内してもらえます。

