「マイナ保険証は役所へ行けば作れる?」「市役所には何を持っていけばよい?」と迷っていませんか。
結論からいうと、マイナ保険証という別のカードを役所で発行してもらうわけではありません。マイナンバーカードを取得し、そのカードへ健康保険証の利用登録をすると「マイナ保険証」になります。
役所で利用登録を支援している自治体もありますが、全国すべての窓口で同じ手続きができるわけではありません。国が案内する基本的な登録方法は、医療機関・薬局のカードリーダー、マイナポータル、セブン銀行ATMの3つです。
- マイナ保険証を役所で作れるのか
- 役所でできる手続きとできない手続き
- 役所の登録支援窓口へ持っていくもの
- マイナンバーカードを持っていない場合の流れ
- マイナ保険証を利用登録する3つの方法
- 登録状況の確認方法と困ったときの対処
結論|マイナ保険証は役所で作れる?
役所でマイナンバーカードの申請・受け取りはできます。マイナ保険証の利用登録は、登録支援窓口を設けている自治体なら役所でも可能ですが、対応の有無と窓口は自治体ごとに異なります。
「マイナ保険証を作る」という手続きは、次の2段階に分けると理解しやすくなります。
| 段階 | 行うこと | 役所の役割 |
|---|---|---|
| 1 | マイナンバーカードを取得する | 申請書の発行、申請支援、完成したカードの交付など |
| 2 | 健康保険証の利用登録をする | 一部自治体が端末や職員による登録支援を実施 |
すでにマイナンバーカードを持っている人は、新しいカードの発行を待つ必要はありません。健康保険証の利用登録が完了した時点から、そのマイナンバーカードをマイナ保険証として使えます。
従来の健康保険証の有効期限は2025年12月1日で終了し、期限切れに気付かず持参した場合の暫定対応も2026年7月31日に終了しました。2026年8月現在は、マイナ保険証を持っている人はマイナ保険証、持っていない人は資格確認書を受付へ提示します。
役所でできること・できないこと
役所へ行けばすべての手続きが同じ窓口で終わるとは限りません。マイナンバーカードの担当窓口、国民健康保険の担当窓口、マイナ保険証の登録支援窓口が分かれている自治体もあります。
| 手続き | 役所での対応 | 注意点 |
|---|---|---|
| 交付申請書の発行 | 原則として可能 | 紛失・住所変更後などは住民登録のある市区町村で相談 |
| カードの申請支援 | 自治体により実施 | 写真撮影や予約の有無は自治体ごとに異なる |
| 完成したカードの受け取り | 交付通知書に指定された場所 | 本人確認書類などが必要 |
| 保険証利用登録の支援 | 対応自治体のみ | 来庁前に自治体サイトや電話で窓口・時間を確認 |
| 4桁暗証番号の再設定 | 市区町村窓口で可能 | 本人確認書類やカードが必要 |
| 会社の健康保険情報の登録 | 原則として勤務先・保険者が行う | 社会保険の加入処理が未完了なら勤務先へ確認 |
山形市や文京区など、マイナンバーカードと4桁暗証番号を持参すれば職員が登録を支援する自治体があります。一方、支援窓口を設けていない自治体もあるため、全国共通のサービスとはいえません。
役所で手続きするときに必要なもの
必要なものは、「すでにカードを持っていて利用登録だけ行う場合」と「マイナンバーカードを受け取る場合」で異なります。
マイナ保険証の利用登録支援を受ける場合
- 有効な利用者証明用電子証明書が入ったマイナンバーカード
- 利用者証明用電子証明書の4桁暗証番号
- 自治体が個別に案内している持ち物
登録そのものに従来の健康保険証や資格確認書は通常必要ありません。セブン銀行ATMでの利用登録も、必要なのはマイナンバーカードと4桁暗証番号で、健康保険証は不要と案内されています。
完成したマイナンバーカードを受け取る場合
- 市区町村から届いた交付通知書
- 有効期間内の本人確認書類
- 通知カード(持っている人のみ)
- 以前のマイナンバーカード(更新・再交付などで持っている人のみ)
本人確認書類は、顔写真付きなら1点、顔写真がない書類は2点が一般的です。ただし利用できる書類や予約方法は自治体により異なるため、交付通知書と市区町村の案内を優先してください。
利用者証明用電子証明書の暗証番号は3回連続で間違えるとロックされます。番号を忘れた場合は、登録より先に市区町村窓口で再設定を相談すると二度手間を防げます。
マイナンバーカードを持っていない場合の作り方
マイナンバーカードを持っていない人は、先にカードを申請します。マイナ保険証の利用登録だけを先に行うことはできません。
原則1週間で交付される特急発行制度もありますが、1歳未満の乳児、紛失・破損による再交付、国外からの転入など対象者が限定されています。
マイナ保険証を利用登録する3つの方法
厚生労働省が案内している基本的な利用登録方法は、次の3つです。役所に登録支援窓口がない場合でも、いずれかの方法で手続きできます。
| 方法 | 必要なもの | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 医療機関・薬局 | マイナンバーカード | 受診時にその場で登録したい | 顔認証付きカードリーダーのある施設で行う |
| マイナポータル | カード・4桁暗証番号・対応端末 | 自宅で完了したい | カード読み取り対応環境が必要 |
| セブン銀行ATM | カード・4桁暗証番号 | スマートフォンを使いたくない | 午前3~6時頃の申込みは午前6時以降に順次完了 |
| 役所の支援窓口 | カード・4桁暗証番号など | 操作を職員に支援してほしい | 実施の有無、場所、時間を事前確認 |
マイナポータルやセブン銀行ATMではなく、医療機関・薬局の顔認証付きカードリーダーなどを利用してください。自治体窓口での支援可否は事前に確認しましょう。
登録済みか確認して病院で使う方法
利用登録が済んでいるか分からない場合は、マイナポータルまたは医療機関・薬局の受付で確認できます。ATMへ確認だけの目的で行く必要はありません。
マイナポータルで確認する
医療機関・薬局で確認する
顔認証付きカードリーダーへカードを置き、本人確認を進めます。未登録の場合は利用登録の案内が表示されるため、その場で登録して受付を続けられます。
2025年9月19日から、機器の準備が整った医療機関・薬局で順次利用可能になりました。ただし、すべての施設がスマートフォン受付に対応しているわけではありません。
手続きできない・カードがない場合の対処
| 困っていること | 対処方法 |
|---|---|
| 4桁暗証番号を忘れた・ロックされた | マイナンバーカードを持って市区町村窓口で再設定を相談する |
| 役所に登録支援窓口がない | 医療機関・薬局、マイナポータル、セブン銀行ATMのいずれかを利用する |
| 健康保険の資格情報が反映されない | 会社員は勤務先や加入先の健康保険、国民健康保険は市区町村へ加入処理を確認する |
| カードリーダーで受付できない | 資格情報のお知らせ、マイナポータルの資格情報画面など施設が案内する方法で資格確認を相談する |
| カードを持っていない・利用登録したくない | 加入している保険者から交付される資格確認書を提示して受診する |
| 利用登録を解除したい | 加入している健康保険の保険者へ解除申請を行う |
マイナ保険証を持っていないことだけを理由に、保険診療を受けられなくなるわけではありません。資格確認書を医療機関・薬局へ提示すれば、従来の健康保険証と同じように資格確認を受けられます。
マイナ保険証を役所で作るときのよくある質問
すでにマイナンバーカードを持ち、役所に登録支援窓口があれば、利用登録はその場で進められます。ただし、マイナンバーカードを新規申請する場合は即日交付ではなく、通常は交付通知書が届くまで概ね1か月です。
全国共通の役所窓口サービスではないため、原則として住民登録のある自治体の案内を確認してください。医療機関・薬局、マイナポータル、セブン銀行ATMなら役所の登録支援の有無に左右されません。
通常は必要ありません。たとえばセブン銀行ATMでは、マイナンバーカードと4桁暗証番号を使い、健康保険証は不要と明記されています。
健康保険証の利用登録は無料です。マイナンバーカードの初回交付も原則無料ですが、紛失など自己都合による再交付では手数料がかかる場合があります。
マイナンバーカードをすでに持っているなら、マイナポータル、セブン銀行ATM、医療機関・薬局のカードリーダーで利用登録できます。カードの受け取りは原則本人ですが、病気・障害などやむを得ない事情が認められる場合は代理受け取り制度があります。
「マイナ保険証の利用登録支援」「マイナンバーカード申請」「カード受け取り」は担当窓口が違う場合があります。自治体サイトで受付場所、予約、持ち物、対応時間を確認してから出かけましょう。
まとめ|役所の対応を確認して最短の方法を選ぼう
- マイナ保険証は、健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード
- マイナンバーカードの申請・受け取りと、保険証利用登録は別の手続き
- 役所で利用登録を支援しているかどうかは自治体ごとに異なる
- 役所の登録支援では、カードと4桁暗証番号が基本的な持ち物
- 標準的な登録方法は医療機関・薬局、マイナポータル、セブン銀行ATMの3つ
- マイナ保険証がない人は、資格確認書で保険診療を受けられる
マイナンバーカードを持っていない人は、まずカードの申請と受け取りが必要です。すでにカードを持っている人は、役所へ行く前に自治体が登録支援を行っているか確認しましょう。支援窓口がなくても、医療機関・薬局、マイナポータル、セブン銀行ATMで無料登録できます。
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