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e-Taxはマイナンバーカードなしでも確定申告できる?|郵送・IDパスワード方式の手順を徹底解説

e-Taxはマイナンバーカードなしでも確定申告可能?方法と手順を徹底解説

e‑Tax(国税電子申告・納税システム)は、自宅から確定申告をスムーズに行える便利なツールですが、マイナンバーカードがないと利用できないと諦めていませんか?

実は、マイナンバーカードがなくても申告できる方法が2つあり、さらに必要な準備やポイントを押さえれば、申告時の不安も解消できます。

本記事では、e‑Taxを使わない方法からID・パスワード方式の手順まで、疑問をすべて解決します。

主な申告方法の比較

以下は、マイナンバーカードを持たない場合の主な申告方法を一覧化した表です。

方法概要メリット注意点/制限
税務署へ郵送または持参書類を印刷して直接提出または郵送オンラインに不安がある人にも安心提出まで時間がかかる/税務署まで出向く必要あり
e‑TaxID・パスワード方式税務署でID/PWを取得しオンライン申告を行う自宅から即時送信可能/時間も節約届出は税務署で対面が必要/将来的に廃止の可能性あり

税務署へ郵送または持参する方法

概要

マイナンバーカードがなくても、確定申告書を印刷し、郵送または窓口へ持参して提出する方法です。

必要書類

メリット・注意点

e-Tax「ID・パスワード方式」での申告

この方式とは?

マイナンバーカードを使わずに、税務署で取得したID(利用者識別番号)とパスワードを用い、e‑Taxを使ってオンラインで申告できる方法です。電子証明は不要。

手順

  1. 税務署へ行き、「ID・パスワード方式」の届出を行い、本人確認(運転免許証等)を受ける。
  2. 当日、あるいは後日にID+パスワードが記載された届出完了通知を受領。
  3. 国税庁「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、「ID・パスワード方式でe‑Tax」を選択。
  4. 利用者識別番号(16桁)とパスワード(8~50文字)でログイン。
  5. 指示に従って申告書を作成し、自宅から電子送信完了。

メリット

・自宅から簡単に提出でき、提出の手間が少ない。
・電子署名が不要な分、手続きがシンプル。

注意点

マイナンバーはどうすればわかる?確認方法4選

確定申告では、申告者本人の「マイナンバー(12桁の個人番号)」の記載が必須です。
しかし「マイナンバーカードを持っていないから、自分の番号が分からない…」という人も少なくありません。実際には以下の方法で確認できます。

1. 通知カードで確認(※現在は廃止済みだが有効)

2. 個人番号通知書で確認

3. 住民票の写し(マイナンバー記載あり)を取得

👉 この方法は、通知カードや通知書を紛失した人でも確実にマイナンバーを確認できるためおすすめです。

4. マイナンバーカードを取得する

家族のマイナンバーも必要になるケース

確定申告では、配偶者控除・扶養控除を受ける場合に配偶者や扶養家族のマイナンバーも記載が必要です。

紛失した場合の対応

※ なお、確定申告書の提出時には「マイナンバーの提示」+「本人確認書類の写し」が必要です。番号だけ書けば良いわけではないので注意しましょう。

マイナンバー確認方法一覧

手段再発行可否番号確認としての有効性注意点
通知カード再発行不可○(番号確認可)記載内容が古いと本人確認書類には使えない
個人番号通知書再発行不可○(番号確認可)紛失したら住民票取得が必要
住民票(マイナンバー記載)再発行可◎(確実に確認可)申請時に「記載希望」と伝える
マイナンバーカード再発行可◎(常時確認可)取得には数週間かかる

✅ ポイントは、「通知カードや通知書は一度なくすと再発行できない」ため、確実に確認したい場合は住民票を利用するのがベストです。

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