マイナ免許証は、住所地を管轄する運転免許センター・運転免許試験場、または手続きに対応している警察署で作れます。市区町村役場ではマイナンバーカードの交付や更新はできますが、運転免許情報をICチップへ記録する手続きはできません。
ただし、対応する警察署、予約の要否、受付日時は都道府県や手続きの種類によって異なります。最寄りの警察署へ直接行く前に、住所地の都道府県警察公式サイトで「マイナ免許証」「保有形態変更」の案内を確認することが大切です。
- マイナ免許証を作れる場所と、役所では作れない理由
- 免許更新時・更新時以外に申し込む方法
- 窓口へ持って行くものと予約前の確認事項
- 現在の更新手数料と3つの持ち方の違い
- マイナンバーカード更新時に免許情報を引き継ぐ方法
※本記事は2026年8月19日時点の警察庁・デジタル庁・都道府県警察の案内をもとに作成しています。窓口、受付時間、予約方法は地域により異なるため、申請前に住所地の都道府県警察の最新情報をご確認ください。
結論|マイナ免許証は運転免許センターか対応警察署で作る

最も確実な申請先は、住所地の運転免許センターまたは運転免許試験場です。一部の警察署でも手続きできますが、「更新と同時なら対応」「保有形態の変更も対応」など、取り扱う手続きが施設ごとに異なる場合があります。
| したい手続き | 主な申請先 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 免許更新と同時にマイナ免許証へ変更 | 更新を受け付ける運転免許センター・試験場・指定警察署 | 予約、更新区分、受付時間 |
| 更新時期以外にマイナ免許証へ変更 | 住所地の運転免許センター等・対応警察署 | 保有形態変更を扱う窓口か |
| 新しく免許を取得するときに選ぶ | 運転免許試験場・運転免許センター | 試験や交付手続きの必要書類 |
| マイナンバーカードを紛失・再交付した | まず市区町村でカードを再交付し、その後に免許センター等 | 再記録の窓口、予約、手数料 |
警察署が対応しているか分からない場合は、住所地の運転免許センターの案内を確認するのが確実です。日曜日に扱う地域もありますが、土日祝日の対応を全国共通とは考えず、必ず公式の受付日時を確認してください。
マイナ免許証とは?役所では作れない理由

マイナ免許証は、マイナンバーカードのICチップに、免許の種類、有効期間、条件、顔写真、色区分などの運転免許情報を記録したものです。2025年3月24日から全国で運用されています。
マイナンバーカードの券面には、運転免許の有効期限や種類は印字されません。免許情報は、警察庁の「マイナ免許証読み取りアプリ」または、事前に連携したマイナポータルで確認します。
役所でできること・できないこと
| 場所 | できること | できないこと |
|---|---|---|
| 市区町村役場 | マイナンバーカードの申請・交付・更新、住所や氏名の変更 | 運転免許情報の記録、免許証の持ち方変更 |
| 運転免許センター等 | 免許情報の記録、更新、持ち方変更、再記録 | マイナンバーカード自体の新規交付・再交付 |
つまり、マイナンバーカードを持っていない人は、最初に市区町村でカードを取得し、その後に免許センター等で一体化の手続きをします。
従来の運転免許証は引き続き利用できます。「2026年末までに原則義務化される」という制度ではなく、現在も「マイナ免許証のみ」「2枚持ち」「運転免許証のみ」の3種類から選択できます。
マイナ免許証を作れる場所と窓口の調べ方

運転免許センター・運転免許試験場
各都道府県の運転免許センターや運転免許試験場は、マイナ免許証の中心的な手続き窓口です。更新と同時の一体化、更新時期以外の保有形態変更、再記録などをまとめて扱っていることが多く、初めて手続きする人にも確認先が分かりやすい施設です。
一部または全部の警察署
警察署での対応範囲は都道府県ごとに異なります。たとえば茨城県警察は、運転免許センターに加えて県内すべての警察署・警察センターで手続きできると案内しています。一方、指定された警察署だけで扱う地域や、更新区分によって利用できる警察署が限られる地域もあります。
公式サイトでの調べ方
- 検索画面で「都道府県名 マイナ免許証 手続き場所」と検索します。
- 検索結果から、都道府県警察の公式サイトを開きます。
- 「保有形態変更」「マイナ一体化」「更新手続」の対象施設を確認します。
- 予約の要否、受付曜日・時間、即日交付か後日交付かを確認します。
市区町村役場の案内やまとめサイトだけで判断せず、最終確認は必ず都道府県警察の公式ページで行いましょう。
更新時と更新時以外で申請方法はどう違う?

免許更新と同時に作る場合
更新連絡はがきに記載された更新場所や、住所地の警察公式サイトで予約方法を確認します。窓口で希望する持ち方を選び、適性検査、写真撮影、免許情報の記録などを行います。
更新時に初めてマイナ免許証を作る人は、その更新より前にはマイナ免許証を保有していないため、その場で初めてオンライン更新時講習を利用することはできません。オンライン講習は、すでにマイナ免許証を保有し、マイナポータル連携などの条件を満たした優良・一般運転者が対象です。
更新時期以外に持ち方を変更する場合
免許の更新を待たず、運転免許証のみから「マイナ免許証のみ」または「2枚持ち」へ変更することもできます。住所地の免許センター等または対応警察署で、保有形態変更の手続きを行います。
この場合の受付時間は通常の免許更新と異なることがあります。また、警察署では後日交付となる地域もあるため、窓口を選ぶときは処理日数も確認してください。
新たに免許を取得する場合
運転免許試験の合格後、免許証交付時に3つの持ち方から選択できます。必要書類や写真の枚数は免許種別・教習所卒業の有無などで異なるため、受験案内を優先してください。
手続きに必要なものと暗証番号

すでに運転免許証を持っている人が一体化する場合は、一般的に次のものを準備します。
- 有効なマイナンバーカード
- 現在保有している運転免許証
- 更新と同時なら更新連絡はがき
- 窓口の案内で指定された手数料
- 予約が必要な場合は予約番号・予約完了画面
- 眼鏡・補聴器など、免許条件や適性検査で必要なもの
写真の持参が必要かどうかは、手続き内容と窓口によって異なります。更新窓口で撮影する場合は写真が不要なことがありますが、試験・再交付・持参写真を希望する場合などは、縦3.0cm×横2.4cmの申請用写真を求められることがあります。
マイナ免許証用の4桁暗証番号
手続き時には、マイナ免許証の免許情報を読み取るための数字4桁の暗証番号を設定します。マイナ免許証読み取りアプリで免許情報を確認するときに使うため、他人に知られないよう管理してください。
署名用電子証明書の暗証番号
マイナポータル連携、オンライン更新時講習、住所・氏名変更のワンストップサービスなどを利用する場合は、マイナンバーカードの署名用電子証明書と、その英数字6~16文字の暗証番号が必要です。
利用者証明用電子証明書や署名用電子証明書が期限切れになっても、ICチップに記録された運転免許情報の有効性には直接影響しません。ただし、マイナポータル連携などのオンライン機能は利用できなくなるため、更新が必要です。
マイナ免許証を作る手順

- 3つの持ち方から選ぶ
マイナ免許証のみ、2枚持ち、運転免許証のみの違いを確認します。 - 住所地の警察公式サイトで窓口を確認する
対応施設、予約、受付時間、必要書類を確認します。 - 窓口で申請する
マイナンバーカードと運転免許証を提出し、希望する保有形態を伝えます。 - 暗証番号を設定する
免許情報を読み取るための数字4桁の暗証番号を設定します。 - ICチップへ免許情報を記録する
免許の種類、有効期間、条件、顔写真などが記録されます。 - 必要に応じてマイナポータル連携を行う
オンライン講習や住所変更ワンストップサービス等を利用する人は連携します。 - 記録内容を確認する
読み取りアプリまたはマイナポータルで、有効期限や免許条件を確認します。
マイナンバーカードの券面だけでは、免許の有効期限を確認できません。手続きが終わったらアプリで読み取り、記録内容と有効期限を確認しておくと安心です。
手数料と3つの持ち方を比較

新規免許取得時と更新時の基本手数料は、選ぶ保有形態によって異なります。
| 保有形態 | 新規免許取得手数料 | 免許更新時手数料 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| マイナ免許証のみ | 1,550円 | 2,100円 | 最も安い。住所変更ワンストップサービス等の対象 |
| マイナ免許証と運転免許証の2枚持ち | 2,450円 | 2,950円 | オンライン講習を利用でき、従来免許証の券面も残せる |
| 運転免許証のみ | 2,350円 | 2,850円 | 従来どおり券面で免許情報を確認できる |
別途、更新時講習の手数料がかかります。会場講習は優良500円、一般800円、違反・初回1,400円、対象者が受けるオンライン講習は200円です。
更新時期以外に従来免許証へ免許情報を追加記録する場合は、1,500円と案内されている例があります。ただし、現在の保有形態、再交付の有無、地域の支払い方法などで手続きが変わるため、申請先の案内を確認してください。
申請前に確認したい注意点

マイナンバーカードの有効期限とICチップを確認する
有効期限が切れたカードや、ICチップが破損して読み取れないカードには免許情報を記録できません。カードの更新が近い場合は、更新時期と一体化の順番を確認しましょう。
新しいカードを申請中なら交付後に一体化する
警察庁は、新しいマイナンバーカードを交付申請中の人に対し、新カードが交付された後にマイナ免許証の取得手続きをするよう案内しています。申請中に古いカードへ免許情報を記録すると、新しく届くカードにそのまま引き継がれない可能性があります。
カード更新時は「継続利用」を申し込む
2025年9月1日から、マイナンバーカード更新時に新カードへ免許情報を引き継ぐ運用が始まりました。ただし、何もしなくても必ず移るという意味ではありません。
個人番号カードオンライン申請サイトで新カードを申請するときに、「マイナ免許証等継続利用」を申し込む必要があります。カード更新を窓口や郵送で行う場合の扱いも含め、申請前に案内を確認してください。
持ち方を決める前に、マイナ免許証だけにするデメリットも確認しておくと安心です。
マイナ免許証をスマートフォンだけで代用することはできない
スマートフォンのマイナンバーカード機能や電子証明書を、運転時にマイナ免許証として使用することはできません。運転するときは、有効なマイナ免許証または従来の運転免許証のいずれかを携帯します。
運転時に必要な持ち物は、マイナ免許証の携帯ルールで確認できます。また、iPhoneだけで運転免許証を代用できるかもあわせて解説しています。
マイナ免許証を作る場所に関するよくある質問

Q.マイナ免許証は市役所で作れますか?
A.市役所などの市区町村窓口では作れません。市区町村はマイナンバーカード自体の交付・更新を担当し、免許情報の記録は運転免許センター等または対応警察署で行います。
Q.どこの警察署でも手続きできますか?
A.全国共通ではありません。すべての警察署で対応する県もあれば、指定警察署や特定の更新区分に限る地域もあります。住所地の都道府県警察公式サイトで確認してください。
Q.免許更新の時期でなくても作れますか?
A.作れます。現在の運転免許証を持参し、保有形態変更を扱う免許センター等や対応警察署で手続きします。
Q.予約なしで当日行っても大丈夫ですか?
A.地域と手続きによります。完全予約制の施設もあるため、公式サイトで予約の要否を確認してから来場してください。
Q.署名用電子証明書が期限切れでも一体化できますか?
A.電子証明書の期限切れは、すでに記録された免許情報の有効性には直接影響しません。ただし、マイナポータル連携や住所変更ワンストップサービス等を利用するには、有効な署名用電子証明書が必要です。初回手続きの扱いは申請先へ確認してください。
Q.マイナ免許証だけにした後、従来免許証へ戻せますか?
A.戻せます。住所地の運転免許センター等で、従来の運転免許証の交付手続きを受けられます。手数料と必要書類は地域の案内をご確認ください。
まとめ|公式サイトで窓口を確認してから手続きしよう

- マイナ免許証は運転免許センター等または対応警察署で作る
- 市区町村役場では免許情報の記録はできない
- 対応警察署、予約、受付時間は都道府県や手続きで異なる
- 切り替えは義務ではなく、従来免許証のみも選べる
- カード更新時の免許情報引き継ぎには「継続利用」の申込みが重要
- 運転時はマイナ免許証または従来免許証の現物を携帯する
最寄りという理由だけで警察署を選ぶと、希望する手続きを扱っていない可能性があります。住所地の都道府県警察公式サイトで「手続き場所」「予約」「受付時間」「必要なもの」を確認し、自分に合った持ち方を決めてから手続きしましょう。
