※2026年8月21日時点の情報です。
「マイナンバーカードは持ち歩いても大丈夫?」「落としたら個人情報を悪用されるのでは?」と不安に感じる人は少なくありません。
結論からいうと、マイナンバーカードは財布などに入れて持ち歩いても問題ありません。デジタル庁も、キャッシュカードやクレジットカードと同じように取り扱い、必要な場面で持ち歩いて利用するよう案内しています。
ただし、マイナンバーカードを毎日必ず携帯しなければならないわけではありません。マイナ保険証や本人確認書類として使う日だけ持ち歩く方法もあります。この記事では、持ち歩く必要がある場面、安全性、紛失対策まで分かりやすく解説します。
マイナンバーカードは持ち歩いて大丈夫です。ただし、使う予定に合わせて携帯するのが現実的です。
- 病院や薬局でマイナ保険証を使う日は持っていく
- マイナ免許証のみの人は、運転時に実物カードを携帯する
- 利用予定がなければ、自宅で安全に保管してもよい
- 紛失したら24時間365日対応の窓口へすぐ連絡する
この記事でわかること
- マイナンバーカードを持ち歩いてよい理由
- 持ち歩く必要がある場面・ない場面
- 財布やケースに入れるときの注意点
- 紛失・盗難に気づいた直後の対処法
- スマートフォン版で代用できる範囲
マイナンバーカードは持ち歩いても大丈夫
マイナンバーカードは、必要なときに持ち歩いて利用することを想定した身分証明書です。デジタル庁は、銀行のキャッシュカードやクレジットカードと同じように扱えると案内しています。
カードの裏面には12桁のマイナンバーが記載されていますが、番号を見られただけで税・年金・医療などの情報を引き出されるわけではありません。マイナンバーだけでは行政手続きや本人確認を完了できないためです。
持ち歩いてもよい=何も注意しなくてよい、ではありません。
カードの券面には氏名・住所・生年月日・顔写真などが表示されています。紛失時のリスクをゼロにはできないため、現金やクレジットカードと同様に慎重に管理しましょう。
毎日持ち歩く義務があるわけではない
マイナンバーカードを持っている人が、日常生活で常に携帯しなければならないわけではありません。利用予定がない日は、自宅の決まった場所で保管する方法でも問題ありません。
一方、マイナ免許証のみを保有している人が自動車などを運転するときは、免許情報が記録された実物のマイナンバーカードを携帯する必要があります。用途によって携帯の必要性が変わる点を押さえておきましょう。
マイナンバーカードを持ち歩く必要がある場面
マイナンバーカードを持ち歩くかどうかは、その日の予定で決めると分かりやすくなります。主な場面を表にまとめました。
| 場面 | 持ち歩く判断 | 理由・注意点 |
|---|---|---|
| 病院・薬局を利用する | 必要 | マイナ保険証として受付する場合に使用します。スマートフォン受付に対応していない施設もあります。 |
| マイナ免許証のみで運転する | 必須 | 運転時は実物カードの携帯が必要です。スマートフォン内の免許情報では代用できません。 |
| 本人確認書類として使う | 必要 | 銀行・携帯電話・行政窓口などで、顔写真付き本人確認書類として使えます。 |
| コンビニで証明書を取得する | 場合による | 実物カードのほか、対応端末や自治体ではスマートフォン版を利用できる場合があります。 |
| 特に利用予定のない外出 | 任意 | 常時携帯する必要はありません。紛失が心配なら自宅保管でも構いません。 |
マイナ保険証を使う日は持参する
病院や薬局でマイナ保険証を利用する場合は、原則として実物のマイナンバーカードを持参します。スマートフォンのマイナンバーカードに対応する医療機関・薬局も増えていますが、すべての施設が対応しているわけではありません。
初めて行く医療機関や、スマートフォン受付に対応しているか分からない場合は、実物カードも持参すると安心です。
マイナ免許証のみの人は運転時に携帯が必要
マイナ免許証のみを選択した人は、運転中にマイナンバーカードを携帯しなければなりません。マイナ免許証読み取りアプリやマイナポータルに保存した免許情報を見せても、免許証の携帯義務を果たしたことにはなりません。
注意:スマートフォンのマイナンバーカードは、2026年8月時点でマイナ免許証としては利用できません。運転する人は、実物のマイナ免許証または従来の運転免許証を忘れないようにしてください。
マイナンバーカードを持ち歩いても安全といわれる理由
マイナンバーカードには、紛失した場合でも簡単に悪用されないよう、複数の安全対策が設けられています。
対面で使用する際は顔写真と本人を確認できるため、拾った人が本人になりすますのは容易ではありません。
ICチップの情報を利用するには、原則として暗証番号または顔認証が必要です。暗証番号を一定回数間違えるとロックされます。
病歴、税・年金の情報、銀行口座番号などのプライバシー性が高い情報は、ICチップに記録されていません。
ICチップから情報を不正に読み出そうとすると、チップが機能を停止して読み出せなくなる仕組みがあります。
マイナンバーを見られただけでは手続きできない
カード裏面のマイナンバーを誰かに見られても、番号だけで税・年金・医療などの情報を取得したり、行政手続きを行ったりすることはできません。
ただし、マイナンバーを積極的に他人へ見せてよいわけではありません。カード裏面をSNSに投稿したり、必要のない相手にコピーさせたりする行為は避けましょう。
紛失時のリスクがゼロになるわけではない
安全対策があっても、券面に書かれた氏名・住所・生年月日などを見られる可能性はあります。また、カードそのものを再発行する手間もかかります。
そのため、「絶対に悪用されない」と考えるのではなく、悪用を防ぐ仕組みはあるが、紛失しない管理も必要と理解するのが適切です。
マイナンバーカードを安全に持ち歩く方法
持ち歩くときは、紛失とカードの破損を同時に防ぐことが大切です。次のポイントを確認しておきましょう。
- 財布やバッグのファスナー付きポケットなど、入れる場所を固定する
- 裏面のマイナンバーが外から見えにくいカードケースを使う
- 暗証番号を書いたメモをカードと一緒に保管しない
- 財布をズボンの後ろポケットに入れたまま座らない
- 車内などの高温になる場所に放置しない
- 水濡れ、強い衝撃、折り曲げ、強い磁気を避ける
財布に入れて持ち歩いてもよい
マイナンバーカードを財布に入れること自体は問題ありません。ただし、カードはICチップやアンテナを内蔵した精密機器です。財布を後ろポケットに入れたまま座ると、カードに局所的な力が加わって故障する可能性があります。
カード同士が強くこすれたり、硬貨や鍵に当たったりしないよう、カードケースや独立したポケットに収納すると安心です。
マグネット付きの財布やスマホケースに注意する
マイナンバーカードの裏面には磁気ストライプがあります。マグネット付きのバッグ・財布・スマートフォンケースなど、強い磁気を発する物に近づけると、磁気情報が消える可能性があります。
おすすめの考え方
毎日使う人は、決まったカードケースや財布の専用ポケットに収納します。利用頻度が低い人は、自宅の保管場所を決め、病院・行政手続き・本人確認が必要な日だけ持ち出すと紛失リスクを抑えられます。
マイナンバーカードを紛失したときの対処法
マイナンバーカードが見当たらない場合は、探し続ける前にカードの機能を一時停止してください。紛失・盗難による一時利用停止は、24時間365日受け付けています。
マイナンバー総合フリーダイヤル
音声ガイダンス「2番」/24時間365日受付
- コールセンターへ連絡する
カードと電子証明書の機能を一時停止します。自宅内での紛失か盗難か分からない場合でも、早めに連絡しましょう。 - 警察署・交番へ届け出る
外出先で紛失した場合は遺失届、盗まれた可能性がある場合は盗難届を出し、受理番号を控えます。 - 市区町村で再交付を申請する
本人確認書類と警察の受理番号などを用意し、住民登録のある市区町村窓口で手続きします。 - 見つかった場合は停止解除を行う
一時停止後にカードが見つかったときは、カードを持参して市区町村窓口で停止解除の手続きを行います。
紛失・盗難では特急発行を利用できる
紛失・盗難など一定の理由に該当する場合は、原則1週間で再交付される「特急発行・交付制度」の対象になります。紛失から原則30日以内に市区町村窓口で申請が必要です。
紛失による再交付手数料は、電子証明書を付ける場合2,000円、電子証明書が不要な場合1,800円です。必要書類や受け取り方法は市区町村に確認してください。
マイナンバーカードの持ち歩きに関するよくある質問
マイナンバーカードは家に置いておくべきですか?
利用予定がなければ、自宅で保管しても問題ありません。病院・薬局、行政窓口、本人確認などで使用する日だけ持ち歩く方法でも構いません。頻繁に利用する人は、財布などの決まった場所に入れて管理すると紛失に気づきやすくなります。
マイナンバーカードを財布に入れっぱなしでも大丈夫ですか?
財布に入れて持ち歩けます。ただし、財布を後ろポケットに入れたまま座る、車内に放置する、マグネット付きの財布に近づけるといった扱いは、カードの変形や故障につながる可能性があります。
マイナンバーを他人に見られたら悪用されますか?
マイナンバーだけで税・年金・医療などの情報を引き出したり、行政手続きを完了したりすることはできません。ただし、SNSへの掲載や不必要なコピーの提供は避け、カード裏面は慎重に扱いましょう。
紛失すると病歴や銀行口座が知られますか?
マイナンバーカードのICチップには、病歴、税・年金の情報、銀行口座番号などは記録されていません。医療情報などを確認するには顔認証や暗証番号も必要です。ただし、紛失に気づいたら速やかに一時停止してください。
スマートフォンがあれば実物カードは持ち歩かなくてもよいですか?
マイナポータル、コンビニ交付、対応する医療機関・薬局などでは、スマートフォンのマイナンバーカードを利用できます。ただし、利用できるサービスや施設は端末・地域によって異なり、実物カードにしか対応していない場合もあります。初めて利用する場所では実物カードも持参すると安心です。
スマートフォンの免許情報だけで運転できますか?
できません。マイナ免許証読み取りアプリやマイナポータルで免許情報を確認できても、運転時の免許証携帯義務を満たしません。実物のマイナ免許証または従来の運転免許証を携帯してください。
まとめ:利用場面に合わせて持ち歩けばよい
マイナンバーカードは、キャッシュカードやクレジットカードと同じように持ち歩いて利用できます。ICチップには重要な個人情報がまとめて入っているわけではなく、暗証番号のロックや不正読み出し対策も設けられています。
一方で、常に携帯する必要はありません。病院や薬局で使う日、本人確認が必要な日など、利用場面に合わせて持ち歩く方法でも十分です。マイナ免許証のみの人は、運転時に実物カードを忘れないよう注意しましょう。
万が一紛失したら、0120-95-0178の音声ガイダンス2番へ連絡し、すぐに一時停止することが重要です。
