マイナンバーカード暗証番号の決め方|誕生日でもいい?4桁・英数字の安全な選び方

マイナンバーカード暗証番号の決め方|誕生日でもいい?4桁・英数字の安全な選び方
2026年8月22日確認

マイナンバーカードを受け取る前に、「暗証番号は誕生日でもいい?」「4桁を3種類とも同じ番号にして大丈夫?」「英字は小文字も使える?」と迷う方は少なくありません。

結論からいうと、誕生日と同じ4桁を設定できる場合でも、第三者に推測されやすいため避けるのが安全です。数字4桁の3種類は同じ番号にもできます。一方、署名用電子証明書は、半角の英大文字と数字をそれぞれ1文字以上含む6~16文字で設定します。

この記事では、公的機関の案内をもとに、4種類の暗証番号の違い、安全で忘れにくい決め方、家族分の管理、変更・再設定の方法まで具体的に解説します。

この記事でわかること
  • 誕生日・電話番号・ゾロ目を避けた方がよい理由
  • 数字4桁と英数字6~16文字の正しい設定ルール
  • 3種類の4桁暗証番号を同じ番号にできるか
  • 家族分を安全に管理する方法
  • 暗証番号を変更する方法と、忘れた・ロックされた場合の対処

結論|暗証番号は誕生日でも設定できるが避けるのが安全

マイナンバーカードの暗証番号に誕生日を使わない安全対策
誕生日は「設定できない番号」ではなく「推測されやすいので避ける番号」

公的な案内では、生年月日など第三者が推測しやすい番号を避けるよう注意されています。誕生日、電話番号の下4桁、住所の番地、車のナンバー、1234や0000のような連番・ゾロ目は選ばない方が安全です。

窓口の機器が誕生日と同じ数字を受け付けたとしても、その番号が安全という意味ではありません。カードを落としたとき、券面には氏名と生年月日が記載されています。カードと一緒に推測材料まで第三者へ渡るため、生年月日由来の番号は特に避ける必要があります。

安全な番号は「自分は再現できるが、家族以外の知人やSNSを見た人には推測しにくい」ものです。銀行口座、クレジットカード、スマートフォンのロック番号と同じ4桁を使い回すのも避けましょう。

暗証番号をカードへ書かない

デジタル庁は、暗証番号をマイナンバーカードへ手書きしないよう案内しています。紙へ控える場合もカードと同じ財布・ケースには入れず、自宅の別の場所で管理してください。

マイナンバーカードで設定する4種類の暗証番号と用途

マイナンバーカードで設定する4種類の暗証番号と用途

通常のマイナンバーカードでは、交付窓口で用途の異なる暗証番号を設定します。すべてを別々に覚える必要があるとは限りませんが、どの画面でどの番号を求められているかを区別することが重要です。

種類設定ルール主な用途ロック
署名用電子証明書半角の英大文字+数字
6~16文字
e-Taxなどの電子申請、電子文書の送信5回連続で誤入力
利用者証明用電子証明書数字4桁マイナポータル、コンビニ交付、マイナ保険証の暗証番号認証など3回連続で誤入力
住民基本台帳用数字4桁転入・転居など、住民基本台帳に関する手続き3回連続で誤入力
券面事項入力補助用数字4桁個人番号や氏名・住所・生年月日・性別をテキストデータとして読み取る3回連続で誤入力

数字4桁の3種類は同じ番号に設定できる

利用者証明用、住民基本台帳用、券面事項入力補助用の3種類は、公式案内でも同じ4桁を設定できるとされています。覚える負担を減らしたい場合は同じ番号にする選択も可能です。

ただし、1つの番号を知られると3つの機能で同じ番号が使われることになります。管理のしやすさを優先するなら同じ番号、用途ごとのリスク分散を重視するなら別番号という考え方になります。どちらを選ぶ場合も、誕生日や他サービスの暗証番号は使わないことが大切です。

英数字の署名用暗証番号は4桁と同じにはできない

署名用電子証明書は、数字だけでは設定できません。英字はA~Zの大文字、数字は0~9を使い、英字と数字をそれぞれ1文字以上含む6~16文字にします。記号や全角文字は使えません。

小文字を混ぜる必要はありません

署名用電子証明書で使えるアルファベットは大文字です。小文字を入力した場合は大文字として扱われます。「大文字・小文字を混ぜる」という一般的なWebパスワードの作り方とはルールが異なります。

安全で忘れにくい暗証番号の決め方

安全で忘れにくい4桁と英数字の暗証番号を決める方法

「複雑なら安全」と考えて自分でも思い出せない番号にすると、必要な場面で何度も入力してロックされる原因になります。安全性と管理のしやすさを両立するため、公開情報と結び付かない自分専用のルールを作りましょう。

数字4桁を決める手順

  1. 使わない数字を先に除外する
    誕生日、電話番号、住所、車の番号、社員番号、1234、0000、1111などを候補から外します。
  2. 公開情報と無関係な2つ以上の手がかりを決める
    SNSや名刺、カード券面から分からない数字を組み合わせます。家族や有名人の誕生日も調べられやすいため避けます。
  3. 自分だけの変換ルールを加える
    桁を入れ替える、一定の数を足すなど、自分が再現できる規則を使います。規則そのものをカードと一緒に持ち歩かないでください。
  4. 他サービスと重複していないか確認する
    銀行、クレジットカード、スマートフォン、玄関の電子錠などと同じ番号なら変更します。
考え方の例
「自分だけが分かる2つの数字を組み合わせ、決めた規則で並べ替える」という形なら、単純な誕生日より推測されにくくなります。記事や窓口で示された具体例をそのまま暗証番号に使わないでください。

署名用の6~16文字を決める手順

署名用は、英大文字と数字を混ぜた長めの文字列にします。氏名のローマ字+生年のように、券面や検索から分かる組み合わせは避けてください。自分だけが再現できる複数の単語の頭文字と数字を組み合わせ、可能なら十分な長さを確保します。

設定前のチェックリスト
  • 4桁は誕生日・電話番号・住所・連番・ゾロ目ではない
  • 銀行やスマートフォンなど、他サービスと使い回していない
  • 署名用は半角の英大文字と数字を1文字以上ずつ含む
  • 署名用は6~16文字で、記号や日本語を含めていない
  • カードと一緒に暗証番号のメモを持ち歩かない

同じ番号・家族との共有・保管で注意すること

家族ごとの暗証番号をカードと分けて安全に管理する方法

家族全員を同じ4桁にするのは避ける

家族のカードごとに同じ4桁を設定すると覚えやすい反面、1人分のメモや会話から番号が知られたとき、ほかの家族のカードでも推測されます。家族分を管理する場合も、カードごとに異なる番号を選ぶ方が安全です。

子どもや高齢の家族の番号を本人以外が管理する必要がある場合は、誰のどの暗証番号かを区別し、自宅の施錠できる場所や端末のロックで保護されたパスワード管理方法を使います。暗証番号そのものをメールやメッセージで送ると履歴に残るため注意してください。

メモはカードと分けて保管する

暗証番号を忘れないために控えを残すこと自体よりも、「カードと暗証番号が同時に第三者へ渡る状態」が危険です。財布、カードケース、スマートフォンの写真フォルダへ、カードと番号を一緒に保存しないでください。

管理方法判断理由
カードへ直接書く避ける紛失時にカードと番号が同時に渡る
番号の紙を財布へ入れる避ける財布ごと紛失すると推測不要になる
自宅の別の場所へ保管カードと分離し、家族以外が見られない場所を選ぶ
端末ロック付きの管理方法端末の紛失対策とバックアップも必要
暗証番号の管理が難しい場合

暗証番号を設定しない「顔認証マイナンバーカード」へ切り替える選択肢があります。ただし、マイナポータル、コンビニ交付、e-Taxなど暗証番号を使うサービスが利用できなくなります。主に本人確認書類とマイナ保険証として使う方向けなので、市区町村で機能制限を確認してから選びましょう。

暗証番号を設定・変更・再設定する方法

暗証番号を窓口・スマートフォン・コンビニで設定変更再設定する流れ

新しいカードは交付窓口で設定する

マイナンバーカードは、交付窓口で本人確認を受け、暗証番号を設定して受け取ります。窓口で慌てて誕生日を選ばないよう、数字4桁と英大文字・数字6~16文字の候補を事前に決めておくとスムーズです。

現在の暗証番号が分かる場合はスマホで変更できる

署名用、利用者証明用、券面事項入力補助用の3種類は、対応スマートフォンとマイナポータルアプリから変更できます。アプリのメニューで「マイナンバーカードの設定」または「実物のマイナンバーカード」を開き、「暗証番号・パスワードの変更」から対象を選びます。

変更には現在の暗証番号と実物のマイナンバーカードが必要です。現在の番号が曖昧な場合は、推測で入力を繰り返さず、再設定手続きへ進んでください。住民基本台帳用を含む変更方法や端末の対応状況は、市区町村または公的個人認証サービスの案内で確認します。

忘れた・ロックされた場合は窓口またはコンビニで再設定する

署名用は5回、利用者証明用は3回連続で間違えるとロックされ、時間がたっても自動解除されません。住民票のある市区町村窓口へマイナンバーカードを持参し、再設定を申請できます。

署名用と利用者証明用のどちらか一方が分かる場合は、専用スマートフォンアプリで事前予約し、24時間以内に対応するコンビニ等のキオスク端末で、もう一方を初期化・再設定できます。キオスク端末の手続時間は原則6時30分~23時で、電子証明書が有効期限切れの場合や両方が分からない場合は利用できません。

2回間違えた4桁は、3回目を試さない

利用者証明用は3回連続の誤入力でロックされます。番号に確信がないときは入力を止め、控えを確認するか再設定を選んでください。

マイナンバーカードの暗証番号に関するよくある質問

マイナンバーカードの暗証番号に関するよくある質問

Q.暗証番号は誕生日でもいいですか?

設定できる場合でも避けてください。生年月日はカード券面や本人に関する情報から推測されやすく、デジタル庁も推測されやすい番号を避けるよう案内しています。

Q.4桁の暗証番号は3種類とも同じでいいですか?

はい。利用者証明用、住民基本台帳用、券面事項入力補助用は同じ4桁を設定できます。管理しやすい反面、1つを知られるとほかの用途でも推測されるため、利便性と安全性を考えて選びます。

Q.家族と同じ暗証番号でもいいですか?

家族ごとにカードは別なので、同じ番号を使える可能性はありますが、安全面では避けるのがおすすめです。1人分から番号が知られると、家族全員分を推測されやすくなります。

Q.署名用暗証番号に小文字や記号は使えますか?

記号と日本語は使えません。半角の英大文字A~Zと数字0~9を使い、英字と数字をそれぞれ1文字以上含む6~16文字で設定します。小文字を入力した場合は大文字として扱われます。

Q.マイナ保険証は4桁を忘れると使えませんか?

医療機関・薬局では、暗証番号が分からない、またはロックされていても、顔認証付きカードリーダーの顔認証や窓口職員の目視確認で本人確認できる場合があります。受付で職員へ申し出てください。

Q.暗証番号は定期的に変更した方がいいですか?

一律に定期変更するより、他人に見られた、カードとメモを同時に紛失した、他サービスと同じ番号を使っていたなど、漏えいのおそれがあるときに速やかに変更することが重要です。

まとめ|推測されにくく自分で管理できる暗証番号を選ぶ

マイナンバーカードで安全な暗証番号を設定するポイント
暗証番号を決めるときの最終確認
  • 誕生日、電話番号、住所、連番、ゾロ目は避ける
  • 銀行、クレジットカード、スマートフォンと同じ番号を使わない
  • 数字4桁の3種類は同じ番号にもできる
  • 署名用は半角の英大文字+数字を各1文字以上含む6~16文字
  • 暗証番号の控えはカードと別の場所へ保管する
  • 番号が曖昧なときは、ロックされる前に入力を止める

マイナンバーカードの暗証番号は、単に「難しい番号」を作ればよいわけではありません。第三者に推測されにくく、必要なときに自分で正しく入力でき、安全に保管できることが大切です。

これからカードを受け取る方は、窓口へ行く前に4桁と英大文字・数字6~16文字の候補を準備しましょう。すでに誕生日や他サービスと同じ番号を設定している方は、現在の番号が分かるうちにマイナポータルアプリや市区町村窓口で変更すると安心です。

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